ひびのこと。

子育て、愛着障害、自閉症、自然、生き物、ADHD、好きなものの話

きびしさは自分に向けられたもの

ずっとバレエを習っていた。

トータルで20年は超えるだろう。


自分の人生の半分は

バレエに憧れて

バレエに親しみ

バレエが基準の生活だった


産んでいないけれど

不遇な子供の世話をすると同時に

バレエをやめてしまっていた。


その前の発表会が

お局さまの執拗な嫌がらせ、

あれは単に子供のいじめのようなことを

平気で大の大人がやることに

驚いたが


それと

若い身体能力の高い女の子と

一緒に踊って


芸事と思っていたバレエが

体操選手のように

身体能力に非常に依存するものだと

改めて勉強してしまったことだった


この子を救う!という大きな課題に

言い訳として逃げ込んで

やめてしまったのかもしれない


でも大きくなる子供に

些細な注意を繰り返し

イライラする自分を持て余してきた

この一年くらいは

そうだった。


先日、友達のバレエの発表会に

よばれて

気が進まなかったが

見に行った


クラシックの音楽と

美しい舞もあり

いや、私たちくらいの

美しいとは簡単に言い難い女性たちの

でも

自分のやりたいことを

言い訳せずに頑張る姿に


自分が情けなくなった


なにより

友達が

一緒にまたお稽古しようよ!と

言ってくれた時に


ダイエットやレオタードの

恥ずかしさについて

言い訳をしている自分に


あ、これ

ただ逃げてる時の言い訳だ、と

自分で気づいてしまったのだ。


年配でバレエをする女性が

美しいレオタード姿であるわけがなく

でも、そんなこと乗り越えて

みんな頑張っているのに

やっている人からは

一番、

逃げの口上だとわかるものだ。



しかも、、

もう一つ気づいてしまったのは


バレエへの情熱

バレエを美しく踊るために

数えきれないほど

自分に課すきびしさを


バレエをやめた私は

子供にむけていたことだった


そのきびしさは

子供にむけるものではなく

自分に向けるべきものだった


もう一度

バレエをはじめたほうが

いいかもしれない。


もう美しく舞うことは できなくても


バレエでつちかった

自分へのきびしさは

自分にむけ


これ以上中年体型にならないように💧

イライラをいろんな場所で

爆発させないように


そして

バレエをだいすきだとおもう

自分に嘘をつかなくていいように。